12/2(土)“馬楽園的”注目馬、重賞5勝の実力馬フェイムゲームの血統など※兄貴の血が騒ぐ!【中山11R ステイヤーズステークス】

12/2(土) 中山11R GⅡステイヤーズステークス
(サラ3歳上オープン 芝3600m)

昨日、3連覇を狙う大本命アルバート
の記事を書いたが、そこに待ったを
かけそうなのが、この馬

重賞5勝の実力馬
フェイムゲームである。

GⅠでも2着があり(2015年天皇賞・春)
南半球最大のお祭りレース
メルボルンカップ(豪GⅠ)でも
1番人気(13着だったけど)に推された馬である。

気が付いたらセン馬にされてしまって
その血を後世に継ぐことは出来なくなったが
老いて強しの7歳馬!!

そんなフェイムゲームにフォーカスを当ててみよう。

目次

フェイムゲーム(セン7歳) 26戦6勝

出典:netkeiba.comより

戦績は26戦6勝

主な勝ち鞍は
2013年の京成杯(GⅢ)
2014年のダイヤモンドS(GⅢ)
2014年のアルゼンチン共和国杯(GⅡ)
2015年のダイヤモンドS(GⅢ)
2017年の目黒記念(GⅡ)

また、上述のように
2015年の天皇賞・春で
ゴールドシップの2着に来ている。

長距離戦に強いのは
父のハーツクライの影響を
受け継いでいるからだと思われる。

フェイムゲームの血統

父のハーツクライは19戦5勝。

2005年の有馬記念に於いて
当時無敗の三冠馬ディープインパクト
思い切った先行策で初めて土をつけ
中山競馬場を騒然とさせた。

翌年には、天皇賞で前年の借りを返したかった
ディープインパクトをあっさり無視して
ドバイシーマクラシック(GⅠ)を圧勝。

種牡馬としての先日のジャパンカップを勝った
シュヴァルグランを輩出している。

母の母であるベルベットサッシュ
「弾丸シュート」と呼ばれた名マイラーで名種牡馬
サッカーボーイの全妹である。

母系は、日本でも有数の牝系で
一族からは活躍馬がズラリ。

と非常に、活力のある血統なのだが
本場のお母さん、ホールオブフェームの仔には
あのクセ馬がいるのである。

兄貴はバランスオブゲーム!

今回取り上げている、フェイムゲーム

正直、買い時が非常に難しい馬なのである!

例えば5勝の重賞勝ちのうち
2013年の京成杯は7番人気
2017年の目黒記念は8番人気の勝利である。
(※ちなみに2着に入った天皇賞も7番人気)

一方で、
1番人気で13着にぶっ飛んでいったり
3番人気で12着に沈んだり
人気になってもイマイチ信用度が低いのも事実。
(だからセン馬にされたのかもしれん)

これはおそらく、兄貴の
バランスオブゲームの影響を受け継いで
いるのではなかろうか??

兄貴のバランスオブゲームは29戦8勝。
GI未勝利ながらGII競走を6勝(歴代最多記録)した
記憶に残る名馬(?)だった。

この兄貴も買い時が非常に難しかった。
(丸5年間、馬券で振り回された私が言うのだから間違いない)

兄貴は、

  1. 休み明けはやたらと走る。
  2. で、勝った後のレースで人気が上がると来ない。
  3. 2000mとか2400mのような基幹距離のレースではあまり来ず
    1800mとか2200mとかの中途半端な距離のレースでやたらと走る。
  4. 主戦が田中勝春のため、鞍上共々成績の波が激しい。
  5. 条件が揃っていても、飛ぶ時は普通に飛ぶ。
  6. 連敗が続いて「もういーや」と思って
    馬券を買っていない時に限って、やってくる。

という非常に厄介な特徴があった。

※ちなみに2002年の弥生賞(GⅡ・1着)の時に
レース序盤かかり通しだったのが、レース途中で
内ラチに止まっているカラスを見て折り合った
という訳の分からないエピソードもある。

少なからず、弟も
「兄貴の血を受け継いでるなー」と
思う面がある。(だからセン馬にされたのかもしれん)

今回は得意の長距離戦。
人気も出そうだが、果たして弟はどうか…?

フェイムゲームの調教の動きや調子は?

稽古では、毎回さっぱり走らないが
休み明けをひと叩きされたからか、
意外(?)なほどに時計も良く体調良好。

おそらく1番人気に押されそうなアルバートとの差は
自在に動ける「中山コースにおける機動力」だが
今回は少頭数で恵まれ多頭数であることから
力を発揮できる条件は整った。

…と、お膳立てバッチリの状態のときは
兄貴はさっぱり馬券に絡んでくれず何度泣いたことか。

状態は順調そのもの。好勝負は充分可能な状態である。

まとめ

弟のフェイムゲームにとっては
戦績的に比較的ムラの少ない3000m超の長距離戦である。

騎手も、先日のジャパンカップを制した
豪腕、ヒュー・ボウマン騎手の騎乗も心強い。

ステイヤーズSの出走は初めてだが
老いて盛んな7歳馬。
まだまだ元気な走りを見せてほしい。

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