馬楽園的「勝手に武豊列伝」武豊騎手の平成思い出レースを勝手にランキング~その壱~!

もうすぐ平成も終わり
新たな元号「令和」となる。

平成31年間の競馬といえば、この人がいなければ
間違いなく語ることが出来ない。

そう、
日本競馬会のレジェンドジョッキ
武豊騎手である。

出典:yahooニュース

JRA通算4053勝(4/14現在)をはじめ
数々の歴史を作り上げた、稀代のスーパースター!

おそらく武豊騎手のようなジョッキーは
今後出てこないのではないかと思う。

今回は、そんな平成を名馬と共に駆け抜けた
武豊騎手の思い出の重賞勝利
馬楽園が勝手にランク付けさせて頂き発表するぞ!!

テーマは
管理人の思い入れによるランク付け

いつも通り、とんでもなく
私、管理人の個人的な感情が入った
勝手なランキングになっておりますので
ノンクレームでお願いします(笑)

ものすごい個人的なランキングであり
決してオフィシャルなものではないことだけ
ご理解くださいませ!!

ディープインパクト?

何それ、おいしいの?

目次

第10位 2006年 NHKマイルカップ(ロジック)

いきなりそこかぃ!!

と言われそうな気もするが、
2006年の武豊騎手はキレッキレ!

年間勝利数178勝でGⅠ勝利は6勝。

競馬会の至宝、ディープインパクトのラストイヤーだった
2006年だが、そんな絶好調の武豊騎手の騎乗が光ったのが
このNHKマイルカップ。

じっと経済コースで我慢し、府中の坂下で
他馬が大きく広がったところを内からスルスルと抜け出して
見事にロジックをエスコート。

ロジック自身も当日は3番人気であり
マイルC以降は1勝も出来なかったことから
そこまで強い馬ではなかったのかもしれない。

そんなロジックが
乾坤一擲の大駆けを見せた背中には
武豊マジックが存在していたのだ!!

第9位  1996年 菊花賞(ダンスインザダーク)

時は1996年。
私は中学3年生。

この時代、多くの中高生の前に立ちはだかった悪魔。

ダービースタリオン96

「アキタコマチにシンボリルドルフをつけて
こいつをトウカイテイオーと名付けよう、
グッヘッヘッヘ」

と、私もこの悪魔に飲み込まれており
高校受験そっちのけでダビスタばかりやっていた。

で、そんな私の中学時代の悪友が
「ゆーすけ」である。

ゆーすけも私以上にダビスタにハマっており
二人で休み時間中に競馬の話をしている姿は
相当周囲の女子からキモがられていたと思う。

そして、この年のクラシック戦線の主役である
ダンスインザダークをゆーすけは
デビュー当時から非常に高く評価していて

同じサンデーサイレンス産駒の
ロイヤルタッチとどっちが強いかを
いつも議論していた。

ダンスインザダークは春の弥生賞を勝って
クラシックロードの主役となるはずだったが
皐月賞は熱発で回避、
ダービーはフサイチコンコルドの「音速の末脚」に屈し
最後の一冠、菊花賞制覇に全てを賭けていた。

当然、ゆーすけも
ダンスインザダークの菊花賞制覇に
気合が入りまくり!!

しかし、菊花賞当日は二人が通っていた
進学塾で行われる大事な模擬試験の日。

当然テレビ中継なんか見れるはずもない。

…数学の試験中に、ガンッと大きな音が鳴った。

振り返ると、ゆーすけが立ち上がっている

すぐさま、試験監督(塾長)が
「こらっ!ゆーすけ!!」と怒りの声を上げた。

何ごと?とざわつく教室内。

なんとゆーすけは
試験中に菊花賞の放送をラジオで聴いていたのだ!
(胸ポケットにラジオを隠し、長袖の下からイヤホンを通して
肘をついて手で耳を隠しながらラジオを聴くという荒業)

しかもダンスインザダークが勝ったことを認識し
嬉しさで思わず試験中に立ち上がってしまったのだ!

しかも、こいつはあろうことか

「はい!伊達くんと一緒に菊花賞の予想を
 していて、レースが気になっていました(*^∀゚)ъ」

と悪びれることもなく塾長に丁寧な説明するもんだから

試験終了後に2人でこっぴどく叱られてしまった!

そんなゆーすけが大興奮したレースがこちら。

ゆーすけ同様に、武豊騎手が
ここまでガッツポーズしたのも非常に珍しい。

それだけこのレースに賭けていたということだろう。

第8位  1999年 天皇賞・秋(スペシャルウィーク)

武豊騎手に
初めての日本ダービー制覇をプレゼントした
スペシャルウィーク

4歳(旧表記:5歳)になってからも
天皇賞・春を制覇し凱旋門賞挑戦も噂されていた。

ところが、壮行レースと位置づけられていた
春のグランプリ宝塚記念でグラスワンダーに完敗(3馬身差)し
海外遠征の話しは白紙撤回。

さらに秋緒戦の京都大賞典で不可解な7着敗退。

さらにこの天皇賞・秋の最終追切でも
500万下の条件馬にあおられる始末。

春秋制覇にトライする馬とは思えない
4番人気という低評価。

「スペシャルウィークは終わった」
とファンの多くは思っていた。

しかし…、その声に反発するものが一人いた。

これまで比較的前でレースを進めていた
スペシャルウィークは道中13番手という
思い切った後方待機。

直線に入ると、信じられない末脚で大外一気。

実況アナウンサーが
「何とスペシャルウィーク!!」と叫ぶほど
びっくりの勝利だったのである。

今まで先行策で結果を出していたスペシャルウィークを
この大舞台で思い切った脚質転換をさせるというのは
一つのギャンブルである。

そんなギャンブルをこんな大舞台で仕掛けて
結果を出す男。。。

それが武豊騎手。