オジュウチョウサンは紛れもない名馬!石上深一騎手とのコンビにも敬意を表して【馬楽園的名馬列伝】

いやいや強いっ!!
(。+・`ω・´)シャキーン

感嘆と大歓声が交差した
土曜日の中山競馬場。

メイン11Rは
中山グランドジャンプ(J・GⅠ)

1番人気単勝オッズ1.1倍

圧倒的な大本命オジュウチョウサン

レースは、まさに

「絶対王者包囲網」

オジュウチョウサンに勝たせてなるものか!

と道中、

ミヤジタイガ・ニホンポロバロン・タイセイドリーム・シンキングダンサーが

入れ代わり立ち代わりオジュウチョウサンに競りかけていくという

非常にタフなレースになったのだが…

まさに

全てを蹴散らした(゜ロ゜)!!

…てな感じで前人(馬?)未到の

中山グランドジャンプ4連覇達成!!

ハ(^▽^*) パチパチパチ♪

もはや現役馬でありながら
「名馬列伝」に書いてしまっても差し支えのない
オジュウチョウサンの大活躍。

「現人神(あらびとがみ)」ならぬ
「現馬神(あらうまがみ)」

オジュウチョウサンと石神深一騎手とのコンビに
敬意を表して。

目次

オジュウチョウサン(牡8歳) 27戦16勝

出典:ハロン棒チャンネル

しかし27戦16勝とはすごい戦績ですな。

中山グランドジャンプ4連覇
中山大障害2連覇という
まさに「キング・オブ・ジャンパー」ともいえる
大活躍のオジュウチョウサン。

70年代の名ジャンパー
グランドマーチスバローネターフ

また最近ではキングジョイ
中山大障害を連覇しているが

ここまで障害馬に注目が当たったことが
今までにあっただろうか??

ここまでオジュウチョウサンをメジャーにした要因は
やはり昨年の平地競争への挑戦であろう。

障害馬が、平地競争に戻り大レースを勝った例は
例えば宝塚記念を勝ったメジロパーマーや
日経賞を勝ったテンジンショウグンなどの例があるが

既に障害の絶対王者として君臨していたオジュウチョウサンが
平地競争の最初のチャレンジとして選択したのは

500万下開成山特別!
(しかもローカル福島競馬!)

オジュウチョウサン自体が
平地競争では未勝利だったため
致し方ない選択だったのかもしれない。

当時は、どちらかというと懐疑的な声が多く
「平地競争では惨敗だろ~」
みたいな声が非常に多かった。

ところが、世界のトップジョッキー
武豊騎手を鞍上に、オジュウチョウサンは見事に勝利!

次走の1000万下南武特別(東京競馬場)でも
見事に勝利を飾り、平地競争2連勝としたのだった!

こうなってくると
「おいおい、平地でも強いじゃね~か!」
と周囲の声も変わってくる。

そして陣営が次に選んだレースは
なんとグランプリ有馬記念!!

平成最後の有馬記念に
障害の絶対王者が、平地競争で2連勝して臨む
ということで大きな話題を呼んだ。

結果は9着とさすがにここでは厳しかったが
2018年のオジュウチョウサンの挑戦する姿は
多くのファンに感動を与えたと思っている。

私はこのようにファンに夢を与えてくれる
長山尚義オーナーのスタンスは非常に好きなのだが

❝挑戦して結果を出し続ける❞
オジュウチョウサンに
敬意を抱かずにはいられないっ!!

そして鞍上は、石神深一騎手だ!

出典:https://instagrammernews.com/detail/1758440711609745929

そしてオジュウチョウサンの鞍上は
石神深一騎手(36)だ!

オジュウチョウサンが名障害馬として
実績を積む過程で常に背中に乗っていたのが
この石神深一騎手。

2018年の平地競争挑戦の際に
武豊騎手に乗り替わったのは
本人も相当ショックだったそうだ…。

しかし、
柴田政人がアローエクスプレスとの件で
その後の大きな飛躍のきっかけを掴んだり
「乗り替わり」が一人の騎手を大きくした例は
競馬の世界にはに山ほどある(と思う)。

また改めてコンビ復活となったが
さらなる大きな飛躍をしてもらいたいもんだ!

しかし、いいレースだった中山グランドジャンプ

「踏み切って~、ジャンプぅ~!!」

テケテッテーテー、ジャンプぅ~!!」

に聞こえるのは私だけだろうか。

改めてレースの動画を見てみるが
2019年の中山グランドジャンプは

それぞれの騎手の執念が見られた
とても良いレースだったように思う。

出典:netkeiba.com

特にニホンピロバロン白浜騎手には
昨年の中山大障害馬としての意地を見たような気がするし

2着のシンキングダンサー金子光希騎手
積極性にも光るものがあった。

しかし、そんなガチマークを
全て返り討ちにしてしまったオジュウチョウサン。

恐るべし…((´д`))

まとめ:ファンの夢を乗せて…

その昔、

「競馬の神様」故・大川慶次郎氏

番組でこのようなことを仰っていた。

競走馬ってのはね、

レース前とレース後は馬主さんのものなの。

馬券を買う我々は文句も言えないし、何もできない。

でもゲートに入ってレースを終えるまでは、

我々ファンのものでもあるんです。

出典:1996年高松宮記念時のスーパー競馬出演時

オジュウチョウサンの次走は
平地競争の宝塚記念?

鞍上は誰??

もう8歳馬だけど今後は…?

障害というタフなレースで
結果を出し続けるオジュウチョウサン。

ファンの願いは、
オジュウチョウサンと石神深一騎手の
さらなる活躍と共に
「無事に競争生活を終えてほしい」
では無いだろうか。